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light prayer

全てが叶う楽園じゃなくても 君がここにいる
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傍で支えるだけが思いやりじゃない

灯と旦那さんの、家族に対する愚痴です。
昨夜2時間以上そんな話をしたので、備忘録として残させてください。
読みたい人だけどうぞなのです。でも多分、お互いちょっと変わった家族思考なんです。



うちの旦那さんは起業家で、立ち上げてから10年、波に乗ってからもう7年近くになります。



贅沢をしなければ、日々の生活で食べるものには困らなくなりましたが、そこまでの道のりでは一言では済ませられないほどの苦労があり、また一瞬たりとも気を抜けば坂道を転げ落ちるかのごとく倒産、という危機と今でも闘っています。
大変な職業を選んだモンだわさ、と思っていますが、その転換期ともいえる時期に、義母が亡くなりました。
旦那さんの実家は旅館で、義母が亡くなる頃にはたたんでいたのですが、その後をどうするかという話し合いや積み重なった行動の結果・・・一周忌に、とうとう旦那さんは自分の実家と絶縁することになりました。

もちろん私は家族ですので、経緯を知っているつもりだったんですけど、旦那さんの気持ちがどこでどう変化したのか、とか、すっかり忘れてたんスよねーw
すんげえ頑固モンなので、一度決めたらこう!ってのが強い人なんです。その為には、どんな非情なことも決断する。だからこそ、彼が決めたことには余程のことがないと反論しません( もちろん、普段は9割私が優先なので不平等だと感じることはありません )

お義父さんも頑固な人ではありましたが、絶縁の原因は2人の妹さんたちです。

確かに、フォトフレームを家中のいたるところに飾って「忘れたらかわいそう!」と訴えたり、旦那さんの代わりに実家の手伝いに来た私の分だけわざとご飯を用意しなかったり、旦那さんに会社をたたんで地元で働けと言ったり( もちろん自分たちは都内で好き勝手にやっている )その他お葬式や遺産相続の件で散々モメたんですよね。

・・・ってこれもすっかり忘れてたけど!!

旦那さんの家って、自営業だったせいもあるのか、割と日常が壮絶です。サラリーマン家庭から嫁に入った時、びっくりしました。びっくりして追いつけなかったところが、私自身も妹さんたちに嫌われる原因になっていたんだろうな。

でも、死産を経験した私だって、もう一度妊娠できるまで、手を合わせることはできても写真を眺めるってのは一切できなかった。アルバムの表紙を眺めることも辛かった。
誰だって大切な人が亡くなれば悲しい。けれど、時間は止まってくれないし、前を向くしかない時もやってきます。
ましてや家族なら、立ち直れるよう後押ししてあげる優しさも必要だと思うんですよね。

旦那さんは、今、お義父さんが一番悲しむことは子供である自分たちが争うことだろうと言いました。自分の手の内にいる間は争わないようにしますが、それぞれ自我があり、自分の家庭・居場所を見つけたからには、血縁だけで縛る必要性を感じない、と言っていました。それよりも、大切にしたいと思う縁を見つけることの方が重要だと。

だから縁を切ることが、自分にできる親孝行だと話していました。

( 本当はいくつか解決方法があるのですが、本人たちがその気にならなければ、永遠に平行線です。そして、この件に関しては外野がとやかく言うことではありません )






旦那さんの話を聞いて、こういう絆もあるんだなと思う。
素直に、親孝行できるって羨ましい。私は未だに自分の親に孝行したいと思えない。

旦那さんは、自分が親になろうとしている今、親の立場を理解して、自分がやるべきことは何かということを見据えているのだと思う。私は、今、立場を理解すればするほど、自分の親の気持ちが理解できない。

別居していた時期も、離婚した時も、新しい家族がいても逢いたいと懇願してくる時も。
白黒はっきりさせたいのが性分なので、他に手を伸ばしつつ、捨てるのがもったいないと古いものにしがみつく精神ってのが理解できないのかもなー。何事も断捨離大切。
父にも母にも、妊娠のことを伝えていません。みんなにどんなに大変だと言われても、夫婦2人で何とかするつもり。

生まれてくる子供には申し訳ないと思いつつも、もしかしたら「祖父母は全員死去」と教えるのかもしれませんねー。うちの妹も、姪や甥にそう言ってるらしいし、ついこの間まで自分の夫にも隠していたくらいなのでwww

今、この段階で理解できなければ、きっと一生理解できない。
ついでに言うと、理解したいとも思わない。こんな私は冷たい人間なのかな。
もっと情というものに縛られた人間のつもりだったのに「一番大切を守るためなら何であろうと切り捨てる覚悟がないと、何も守れないよ」という旦那さんに感化されてきたのかもなー。もう15年も一緒にいるしねwww



ただ言えるのは、私たち夫婦が体験してきた家族のあれこれを、子供に体験させることがないよう心掛ける。それだけです。

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